穢れた君こそ価値がある。 2007/09/28 |
悲痛の叫びを上げる君は キレイ 傷ついた羽根は 深紅の血を纏い さらに輝いて見えた もっと傷ついて 僕の手によって さらに穢れを知って 僕だけのキレイを 手に入れて |
二つの涙。 2007/09/28 |
なかないで 泣かないで 君が泣いたら 僕まで泣いてしまう 本当に涙をこぼしてしまう だから お願いだから 泣かないで |
色彩。 2007/09/18 |
街には私を彩る モノがある そこへ行きたがらない私は 色が欲しくないのだろうか? それとも、色が付く事が嫌なのか? 染まる事が怖いのか? チガウ、ただ…。 色を変えることよりも 重ねる事よりも ねかせる事を覚えたんだ。 次第に色はくすみ 新鮮味がなくなった 味となるであろう色は存在しなかった 作る事が出来なかった ただ、ただ、日々を過ごすだけでは 腐るだけなのだと 色は訴えた |
不変。 2007/09/09 |
変わらないものなどないと思ってた。 けれど、目まぐるしく変わる町並み。 人間。 それらに恐怖する。 絶対だと思っていたものまで壊されそうで。 変わっていきそうで。 記憶という名の宝まで無くなってしまいそうで。 怖い。 永遠を望む。 目に見える形で。 |
寸前回路。 2007/08/05 |
死を前にして いつも 恐怖心だけ 生きたいなんて 思わないのに 留まってしまう ずるい、あたし |
望みの声。 2007/08/03 |
声を聞いてあげるよ 大切な君の望み いつかは聞こえなくなるとか そんなのどうでもいい 僕が、聞いていたいんだ 君の最後の望みを |
天使祝詞。 2007/08/03 |
死ぬことが前提なら 僕は潔く死んでやろう キミの目の前で 死ぬことは恐くなかった キミがいるとわかっている 場所に行けるとしたら 本望かもしれない |
物語。 2007/07/25 |
その物語から聞こえた声は 遠くへ響かせるような綺麗で透明な声だった しかし、読み終わってみれば その透明で綺麗な声は 霞んで聞こえなくなった もうあの感覚は2度と味わえないだろう |
無声。 2007/07/07 |
声を貸して 貴方の声を 私の声はなくなった 誰にも届くことはない だから貸して 大好きな貴方の声を |
過去。 2007/06/20 |
今のあたしは振り返ってばかりだ。 後悔して、懺悔して。 そればかりだ。 前に進んでいない。 捉われ過ぎているのはわかっている。 でも、止められないんだ。 |