act.1 声
気持ち一つで
声一つで
人に伝わる
伝わったものは取り戻せない
帰ってこない
帰ってくるのは悪口だけ
声一つで伝わる気持ち
私はなぜ声にならない?
答えは臆病だから
恐がりだから
言い訳ばかりだから
いたいと思う気持ち
嘘にしたくない
もっともっとっと思いたい
この気持ち声にしていいですか?
声にして。。。
ツタエテモ イイデスカ?
act.2 唄
歌を聴くことで気持ちが穏やかに
なれるのであれば
私は歌いましょう
いつまでも
貴方が穏やかに眠れることを
祈りながら
いつまでも
君に届くのならば
僕は唄い続けるでしょう
この想いを伝えるために
知っていて欲しいと願っていても
拒絶されることは耐えられないから
僕は唄い続ける
この想いを伝えるために
君が僕の歌声に惹かれたように
また僕も君の歌声に惹かれた

君が僕を追いかけてくれなかったら
あいつが君を発掘しなければ

僕はいつまでも君という唄い人を知らなかっただろう
今や世界中に憧れられる唄い人となった君を
act.3 風
貴方のことを風のうわさで聞いた
もう、いないんだって
目の前からいなくなったのは
ずっと前のことだから
現実味が無いけど
嘘、だったらいいなぁ
春風 夏風 秋風 冬風
それぞれ、色があって同じ顔をしていない
そして、毎年違う表情をしている
時期だって違う
ただの風にそんなことを思う
私を貴方は笑うかな・・・?
扇風機が回っているのにもかかわらず
「風が生温い」
そう、不機嫌そうに呟いた彼
眉間に皺まで寄せている
けれど、体勢は私に抱きついてる状態
久しぶりにまったり、かな?
act.4 凪
気持ち 穏やかに
そして 前向きに
やれることをする
それは 妥協ではなく
一歩である
心 穏やかに一つを思う
自分を見るめる
自分の風が止まる
前に…前に…がっつこうとせず
一度すべてのことをやめる
心の成長を促すために
風を止めて
風を止めて
息を止めて
命を止めて
泪を止めて
何も止まらない
時間も
気持ちも
act.5 恋
恋って何?
愛するって何?
私にはワカラナイ
ワカラナイ、の
嘘、ホントはワカリタクナイノ
「恋は相手の色に染められたら終わりなの」
そう、誰かが言ってたから
誰が好きなのか、ときどきわかんなくなる
誰を想ってるのか、ときどきわかんなくなる
何をどうしていいのか、わからない
誰かを好きになったりしていいのか、わからない
それを思いつめるたび、苦しくなる
そして。。。虚しくなる
貴方は。。。ダレ?
私を苦しめる人は、アナタデスカ?
これが「恋」と云う名の病気にかかった、私
誰も愛されなくなった、私
ただ、ただ、ひたすらに、昔愛した人の亡骸を抱いてる、私
それが、真実
これが、現実