×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

一人でなんて行かせない。
「ねぇ、マジで?」
「うん」

何か罪を犯したことを告白した後、みたいな会話にちょっとドキドキする。
ただ単に自分がどこかへ逃げたいことを告白しただけなのに。

「どこ、とか、希望はあるわけ?」
「うーん、一応」

曖昧に答えた私の表情はわからなかったらしい。

「何でまた、急に」
「何でかな、ずっと思ってたんだよ。生き辛いって。だからかな?」

そう言うと彼方は黙った。
生き辛いのもそうだが、ホントは罪滅ぼしだったりする。
自分が今まで自由にしてきたことが彼方の負担になっていたのだったら。
彼方を自由にしてあげたいと。
ようやく今になって思えるようになったのだ。
それは彼方に覚られてはいけないことだから。
ずっと黙っていた彼方が話しだす。

「…それで姉貴が幸せになるんだったらいいよ。俺の事考えずにさ」

どうやら、私が考えてた事は丸わかりだったらしい。
それならこっちは彼方が行きたいところに先に行くまでだ。

「じゃあ彼方が決めて?行きたいとこ。私はそれについてくから」





あとがき

基本的にうちの姉弟は仲が良いそうです、異常なほど(笑)
本人たちはさほど気にはしてませんが(爆)
この話のねぇちゃんは弟(彼方)をことが恋愛感情込みで好きっぽいと思ってて。
対する弟(彼方)は恋愛感情込みで好きなんだけどあんまり負担かけたくない、
自由にしているねぇちゃんが好きだからとか思ってて。
…すれ違いラブ。
もうちょっと書けたら、とは思ったんですがぼろが出そうなので(笑)


P.S. タイトルは善悪の彼岸サマにお借りいたしました。
有難うございましたvv
template : A Moveable Feast