The only my doll. 〜僕だけの人形〜
今はもう、動かない。
君はもう、動かない。
僕だけのもの。
「ねぇ、君の望みは何?」
僕は道端に捨てられている子猫のような女の子を拾った。
その子の目はとても荒んでいて、この世の中を全て否定するようなうつろな眼をしていた。
「…何も。」
本当に何も要らないし、関係ない、関わりたく無いと全てを拒絶するような声と眼差しがかえってきた。
そこで僕は提案した。
「じゃあ、僕のものになる?」
「…いいわ。どうせあんたといても何も変わらないだろうし」
これで決まったようなものだ。
僕は僕だけのものにするために。
君の綺麗な首に手をかける
その首には僕が咲かせた花がまだはっきりと残っていた。
「何?殺すんだったらさっさと殺せば?」
君は争うことも無く。
あっけなくいなくなった。
これで君は僕だけのものになった。
僕の、僕だけの君。
もう、捨てたりはしない。
あとがき
意味不ですね。
『僕』はただ自分の愛した人に似ている人形が欲しかったんですよ。
その愛した人に似た人をやっと見つけて。
自分だけの人形にするために殺した、と。(惨)
あぁ、無残だ。(お前が書いたんだろ)