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白と黒。
オレは最近あることで悩んでいた。
それは、オレが真っ黒だって事…
身体じゃない。
心がって事…


「椋慶?どうしたの?」


和真が心配そうに話しかけてきた。
和真は真っ白なんだよなぁ
魁兎も…


「いや、最初みんな白なんだなぁと思って…」

「何急に…」

「だってそうじゃん」

「確かにそうだけど…」

「で、年を重ねるごとに色が着いていく…そして、着いた色は変わるけど、白にはならない」


そこまで言って悲しくなった
オレはもう戻れないんだと自分で言ってわかった


「………」

「白い人間は何色にでもなれるけど、色の着いた人間は白い人間にはなれない」


本当にそう思う
オレは現にもう戻れない
黒という色が着いてしまったから…


「………そうかな?オレは違うと思うけど?」

「だって白い人間は黒い人間になれるけど黒い人間は白い人間になれないじゃん」

「それ、おかしくない?だってそしたらオセロ出来なくない?」


チェスじゃないんだから…


「いや、人間でオセロしないっしょ…普通」

「白が黒く染まるように黒も白く染まるんだよ?だから人間って面白いんだよ」

「そっか」


和真の言ったことになんか納得してる自分がいた
単純だな〜オレって…(苦笑)


「そうだよ」

「オレもいつか白くなれる日が来るかな?」


と小さな声で和真に聞こえないように言った
本当にそうなれることを願いながら


「ん?何か言った?」

「いや…何も?」

「あっそういえば魁兎がなんか呼んでたよ?仕事サボってんじゃね〜って騒いでたよ(苦笑)」

「ゲ!…ヤベー(汗)そういえばなんか仕事まかせっきりだったかも…」

「あ〜ぁなんか大変そうだったから早く行ってあげなよ?」

「悪い!じゃあ行くわ。ありがとな」

「いえいえ。じゃあね」


手を振って見送ってくれる和真に手を振って魁兎のとこへ歩き出す。
相当怒ってるだろうな…
でも、黒は白くなれるって思えるようになっただけでも進歩かな?
ちょっと後ろ向きに歩いていたオレが前を向いて歩き出した





〜〜〜〜〜おまけ〜〜〜〜〜

「椋慶!!どこ行ってたんだよ(怒)」

「ごめん…ちょっと散歩?」

「ったく…その調子だと大丈夫だな。あんま和真に心配かけんなよ?」

「あ〜やっぱり心配してた?」

「当たり前だ。ボケ」
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